第2戦専有走行レポート
ツインリンクもてぎでの開幕から、1か月あまり。スーパー耐久シリーズ第2戦は、宮城県・スポーツランドSUGOが舞台となる。今回も予選・決勝レースを1日で行う、いわゆる1デイレースとあって、5月8日(土)には公式練習が行われた。
前日まで強い雨が降っていたため、コースコンディションの悪化が不安視されたものの、セッション1が始まる午前9時までには路面はすっかりドライに。日曜日の予選とほぼ同時刻に行われることもあり、ここでは主に速さを極めるセットアップが進められていた。
ポルシェ有利との予想に反し、セッション1のトップはNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE。柳田真孝が1分26秒064をマークし、谷口信輝も26秒958を記録しており、まさに好調そのもの。2番手もNo.28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEで、片岡龍也が27秒046を記している。
一方、ART TASTE GT3は竹内浩典が1分28秒211を出すに留まり、トップからは2秒以上の遅れを取ることになった。なお、今回No.10として、もう一台ポルシェが走行しているが、これはTEAM ART TASTEのカップカーである。
ST-2クラスでは、エンドレス・アドバン・コルトスピードXがトップ。峰尾恭輔が31秒856を記し、RSオガワADVANランサーにコンマ3秒の差をつけた。
そして、ST-3クラスは伊橋勲が31秒445をマークした、FINA ADVAN BMW M3がトップ。このクラスは僅差で上位に並び、assetテクノファーストZ、TAKE VICTORY Z、DIAMANGO-Zまでがコンマ5秒差で並んでいる。
そしてST-4クラスでは、特許リジットカラーS2000がトップ。服部尚貴が34秒348をマークしている。2番手は無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALASS。そして3番手はTRACY SPORTS S2000という順位になった。
1時間のインターバルを置いて、セッション2がスタート。約20分経ったところで、1台の車両が馬の背コーナーでストップしたため、赤旗が出されたものの、大きなダメージはなかった模様。このセッションでのトップは引き続き、28秒079をマークしNo.1 PETRONAS Z4の柳田が獲得。2番手、3番手も同じ順位となった。
ST-2クラスではRSオガワADVANランサーがトップながら、タイムとしては32秒100と低調。2番手には東和MOTUL・ED・インプレッサが獲得、順調な仕上がりぶりをアピールしていた。一方、エンドレスCS-Xはわずか3周しか走行せず。バンパーの脱着に多くの時間を要したためだ。
ST-3クラスではTAKE VICTORY Zがトップ。タイムはさらに更新されて、高木真一が31秒279をマークしている。これに続いたのはTAITEC TRACY NSXで、エントリーリストではT.B.NとなっていたCドライバーは、前回に続いて佐々木孝太に。その佐々木が切れのいい走りを披露していた。
ST-4クラスでは、BOMEX with CarXs S2000がトップ。青木孝行が34秒546を記録した。これに続いたのは特許リジットカラーS2000。3番手にホンダカーズ東京G/Mインテグラがつけている。
午後1時半からは最終のセッション3が行われた。ここでも約15分目に4コーナーでストップした車両があり、赤旗が出されたが、やはり大きなダメージはなかった。トップはNo.28 PETRONAS Z4ながら、片岡のマークした26秒957はセッション1で柳田がマークしたタイムに一歩及ばず。その結果、総合トップはNo.1 PETRONAS Z4が獲得することとなった。
ST-2クラスでは引き続きエンドレスCS-Xがトップ。しかし、「一発の速さはあるけれど、今回ロングをかけられていないので、やりたかったことの半分もできていない。予選や決勝がちょっと心配です」と峰尾が語っていたのに対し、2番手につけたRSオガワランサーの方が、むしろ「クルマの調子はすごくいいんで、今回はすごく楽しみです」と大橋正澄が語っていたのが印象的だった。
ST-3クラスでは、ベストタイムがさらに短縮された。31秒142まで刻んできたのは、またしてもTAKE VICTORY Zの高木。このチームはDRAGONも31秒810を記録しており、ポールの筆頭候補と言えそうだ。2番手はFINA M3が獲得し、これに岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7が続くこととなった。
なお、このクラスにはZ34こと新型フェアレディZがデビュー。asset・テクノZ34・nismoを藤井誠暢と佐藤公哉、そして影山正美がドライブすることとなった。ベストタイムは32秒083と、トップから約1秒遅れたものの、ここまで2回のテストしかできていないことを考慮すれば、今後に期待のタイムといえる。エンジン排気量がST-3クラス本来の上限を超えるためのハンデキャップは、最も軽いZ33の30kg増ということになり、1320kgに設定された。
ST-4クラスでは、TRACY SPORTS S2000がトップ。その結果、3セッションすべてS2000がトップとなり、このコースとの相性の良さをアピールした。そして、阿部光がマークした34秒034は、このクラスのトップタイムに。これに特許リジットカラーS2000が続くことになった。なお、今回は青木拓磨/土屋武士組のSAMURAI無限ADVAN DC5は欠場となったようだ。
公式練習トップ/No.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
柳田真孝
「今日はそんなにタイムが出ていないとはいえ、またポルシェが速そうですね。でも、僕らはこないだのレースのようにレースラップタイムはそんな悪くないと思うし、今日もタイヤの持ちは良かったんで、たぶん問題ないでしょう。去年はここでトラブルに見舞われましたが、なるべく縁石には乗らないようにしているので、今年は大丈夫だと思います」
専有走行の結果は以下の通り
タイヤハウスベスト杯 SUGOスーパー耐久400kmレース
STEL専有走行 総合結果表
Pos | No. | Class | C.P | Team/Type | Best Time | Behinde | 1・2回目F/Laps | 3回目/Laps |
| 1 | 1 | ST1 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE E86 | 1'26.064 | 1'26.064 7/42 | 1'28.106 23/27 | |
| 2 | 10 | T | 1 | 1'26.539 | 0.475 | 1'26.830 11/20 | 1'26.539 17/18 | |
| 3 | 28 | ST1 | 2 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE E86 | 1'26.957 | 0.893 | 1'27.046 15/29 | 1'26.957 14/28 |
| 4 | 8 | ST1 | 3 | ART TASTE GT3 997 | 1'28.211 | 2.147 | 1'28.211 8/25 | 1'28.607 10/25 |
| 5 | 9 | ST1 | 4 | Faust Racing PORSCHE 911GT3JGN | 1'30.206 | 4.142 | 1'30.206 10/30 | 1'31.085 5/30 |
| 6 | 3 | ST2 | 1 | エンドレス・アドバン・コルトスピード] CZ4A | 1'30.319 | 4.255 | 1'30.856 10/22 | 1'30.319 21/29 |
| 7 | 20 | ST2 | 2 | RSオガワADVANランサー CT9A | 1'30.691 | 4.627 | 1'31.283 12/24 | 1'30.691 13/15 |
| 8 | 59 | ST2 | 3 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ GRB | 1'30.789 | 4.725 | 1'31.955 4/24 | 1'30.789 19/24 |
| 9 | 77 | ST3 | 1 | TAKE VICTORY Z UA-Z33 | 1'31.142 | 5.078 | 1'31.279 2/30 | 1'31.142 13/26 |
| 10 | 27 | ST3 | 2 | FINA ADVAN BMW M3 E46 | 1'31.445 | 5.381 | 1'31.445 10/26 | 1'31.839 10/27 |
| 11 | 35 | ST3 | 3 | assetテクノファーストZ Z33 | 1'31.529 | 5.465 | 1'31.529 14/33 | 1'32.492 5/32 |
| 12 | 15 | ST3 | 4 | 岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7 FD3S | 1'31.911 | 5.847 | 1'32.120 13/27 | 1'31.911 29/31 |
| 13 | 51 | ST3 | 5 | DIAMANGO-Z Z33 | 1'31.966 | 5.902 | 1'31.966 32/32 | 1'32.328 15/22 |
| 14 | 39 | ST3 | 6 | TAITEC TRACY NSX NA2 | 1'31.974 | 5.910 | 1'31.974 2/26 | 1'32.560 3/29 |
| 15 | 34 | ST3 | 7 | asset・テクノZ34・nismo Z34 | 1'32.083 | 6.019 | 1'32.564 6/20 | 1'32.083 8/26 |
| 16 | 30 | ST2 | 4 | 森永チルミル☆RSオガワADVANランサー CT9A | 1'32.124 | 6.060 | 1'32.452 27/30 | 1'32.124 5/27 |
| 17 | 26 | ST2 | 5 | エンドレス アドバン ウエッズ ランサー CT9A | 1'32.255 | 6.191 | 1'32.255 26/30 | |
| 18 | 14 | ST3 | 8 | 岡部自動車T-MANオイルTeam Tetsuya Z Z33 | 1'33.250 | 7.186 | 1'33.311 4/32 | 1'33.250 3/ 4 |
| 19 | 41 | ST4 | 1 | TRACY SPORTS S2000 AP-1 | 1'34.043 | 7.979 | 1'35.445 21/23 | 1'34.043 29/29 |
| 20 | 6 | ST2 | 6 | 新菱オート☆DIXCELエボ CT9A | 1'34.332 | 8.268 | 1'34.332 7/12 | 1'34.369 4/ 7 |
| 21 | 95 | ST4 | 2 | 特許リジットカラーS2000 AP-1 | 1'34.348 | 8.284 | 1'34.348 27/28 | 1'34.840 10/11 |
| 22 | 7 | ST3 | 9 | 岡部自動車JDSメーカーズRX-7 FD3S | 1'34.428 | 8.364 | 1'34.428 15/30 | 1'34.494 26/26 |
| 23 | 666 | ST4 | 3 | BOMEX with CarXs S2000 AP-1 | 1'34.546 | 8.482 | 1'34.546 8/13 | 1'36.423 5/21 |
| 24 | 18 | ST4 | 4 | コスモソニック21FKingsDC5 DC5 | 1'34.988 | 8.924 | 1'35.851 12/23 | 1'34.988 3/31 |
| 25 | 12 | ST4 | 5 | 無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS FD2 | 1'35.171 | 9.107 | 1'35.171 19/29 | 1'35.746 14/28 |
| 26 | 62 | ST4 | 6 | ホンダカーズ東京 G/M インテグラ DC5 | 1'35.297 | 9.233 | 1'35.297 8/25 | 1'36.347 6/18 |
| 27 | 69 | ST4 | 7 | ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000 AP-1 | 1'35.633 | 9.569 | 1'37.204 12/33 | 1'35.633 30/31 |
| 28 | 60 | ST4 | 8 | RCB with KRPウインマックス、テイン、ワコーズ DC5 | 1'35.785 | 9.721 | 1'35.836 5/29 | 1'35.785 14/29 |
| 29 | 602 | ST4 | 9 | DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ DC5 | 1'36.467 | 10.403 | 1'36.467 9/10 | 1'41.323 2/ 8 |
| 30 | 4 | ST5 | 1 | TSK ☆ Vitz - RS NCP91 | 1'50.197 | 24.133 | 1'52.544 4/17 | 1'50.197 4/24 |
24 | ST4 | SAMURAI 無限 ADVAN DC5 DC5 | 出走せず | |||||
| 333 | ST4 | GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2 FN2 | 出走せず |
参加台数:32台 出走台数:30台



